金をとる漁師になろう! 7
あらゆる蓄財の基本は、勤勉、節約、向上心といった不易の性格であろう。
しかし、社内の同僚や知人をみると、人間は性格によって金を蓄め、作る知恵にはちがいがあるようだ。
つまりどうも小金を貯める知恵、中金を作る知恵、そして大金を築く知恵には、同じ知恵といっても大きな違いがあるようなのである。
それは生み出す金の大きさで必要な知恵、漁場、漁法と漁期が異なっているからであろう。
サラリーマンは毎日財テクに神経を使っていられない。
本業をおろそかにしかねない短期の投機より、数年に一度来るチャンスを、ゆっくり仕込んで待つのがいい。
いわば、仕掛けて自分の漁場で待つ定置網の漁法である。
転勤を嘆いていないで、仕掛けてきた自分の網にどんな大物がかかってくるか、配所で、じっくり果報を寝て待つ余裕がほしい。
しがないサラリーマンと思っていたのが、発想を変えてみれば、この宮仕え、「サラリーマンの特権」とさえいえる大漁の漁場が身の回りに眠っているかもしれないのだ。
やはり、基本を大切に、そして、経験をたくさん積んで分析する目を養うことがお金を作るのに必要なのかもしれません。