金をとる漁師になろう! 1
お金稼ぎでも、経済の波や風向きを読んだり、金のありどころを探す、いわゆる漁師のような感覚が必要なのだそうです。
そこで、こんな話を紹介します。
中国では金の儲け方を教えることを、「魚をやるより、魚の釣り方を教えよ」というそうだ。
確かに金は使いたくなるものだから、少々の金があるぐらいではすぐに消えてしまう。
だから、子供になまじ美田を残すより、自分の食べるぐらいは自分で稼げる金の釣り方を教えておくほうがよい、というのは理にかなっている。
しかし、問題は金の在り処を知ることだ。
金は時代によって在り処を変える。
いつの時代も同じ努力をしても、儲かる商売もあれば、儲からない商売もある。
一世を風靡した来島ドックの坪内寿夫社長も、造船業を日本で永続させることはできなかった。
かつての儲かる商売も、時代や川の流れが変われば、利益を生まない産業に転落する。
それが時流というものである。
その時代にはその時代に特有な金を生む場所があり、金はその体形に合わせて時代の求める、税制上有利な、投資効果の高いところを棲み場に選ぶからである。
だから、家庭での財テクは金利選好が第一とばかり、定期預金から国債、抵当証券、保険まで一パーセント程度の金利差を微に入り細にうがって比較しているマネー雑誌などを見ると「これはどこかおかしい」と思うのである。