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2010年11月 アーカイブ

金をとる漁師になろう! 1

お金稼ぎでも、経済の波や風向きを読んだり、金のありどころを探す、いわゆる漁師のような感覚が必要なのだそうです。

そこで、こんな話を紹介します。


中国では金の儲け方を教えることを、「魚をやるより、魚の釣り方を教えよ」というそうだ。

確かに金は使いたくなるものだから、少々の金があるぐらいではすぐに消えてしまう。

だから、子供になまじ美田を残すより、自分の食べるぐらいは自分で稼げる金の釣り方を教えておくほうがよい、というのは理にかなっている。

しかし、問題は金の在り処を知ることだ。

金は時代によって在り処を変える。

いつの時代も同じ努力をしても、儲かる商売もあれば、儲からない商売もある。

一世を風靡した来島ドックの坪内寿夫社長も、造船業を日本で永続させることはできなかった。

かつての儲かる商売も、時代や川の流れが変われば、利益を生まない産業に転落する。

それが時流というものである。

その時代にはその時代に特有な金を生む場所があり、金はその体形に合わせて時代の求める、税制上有利な、投資効果の高いところを棲み場に選ぶからである。

だから、家庭での財テクは金利選好が第一とばかり、定期預金から国債、抵当証券、保険まで一パーセント程度の金利差を微に入り細にうがって比較しているマネー雑誌などを見ると「これはどこかおかしい」と思うのである。

金をとる漁師になろう! 2

なぜなら、預金は自分で知恵を絞り、危険を賭けてする財テクではなく、他人に全部を任せてしまう不精者の省テクである。

こんなのんきなことで、他より有利な利息が入るはずはない、と考えるのが常識というものである。

それはあまり魚のいない釣り堀に行くみたいなもので、その中でいくら場所を変えても魚はいないのである。

「金を儲けること」と目的を決めて魚釣りに行くことにしても、世の中には、釣り堀どころか、縁日の金魚すくいに行く者や、渓流でヤマメを釣ろうとする人もいる。

しかし、趣味でなく金を儲ける目的で魚を釣ろうとするなら、おのずと、漁場と漁法は決まってくる。

なぜなら、漁場と漁法、つまり、魚の種類と量が儲けの単位を事前に決めてしまうのである。

もちろん、金利を厳密に計算するのはいいことだが、人間だれしも一日の長さは同じで、そんなに細かい金利の計算ばかり追っていても、それだけでは大した財テクにはつながらない。

縁日の金魚すくいでは、儲けの高はしれているのである。

同じ神経、頭、時間を使うなら、やはり漁場を選ばなければ、大漁といかないのである。

まさに、お金儲けは漁業にたとえられるわけですね。

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