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2010年09月 アーカイブ

猫がかかる病気 5

猫の発熱について。


運動した直後を除いては、体温が上昇することは、なんらかの病気にかかっていると考えてよいと思います。


しかし、その逆にどのような病気でも、必ず発熱するとは限りません。


かえって体温が下降する場合もありますから、熱が上がらないから大したことはないと考えるのは間違いです。


いろいろな感染症、局所的な化膿巣などの場合は一時、体温の上昇がありますが、平熱になることもありますので、猫の状態にも細かい観察が必要です。


高熱が出る場合、以下のような病気が考えられます。


●呼吸器病群


くしゃみ、鼻炎、結膜炎、口内潰瘍などが特徴で、猫鼻気管ウィールスおよび猫カリシウィールス感染症に継発してくる病気です。


発病初期に体温の上昇がみられます。


●肺炎


ウィールス感染症、寄生虫(回虫および鉤虫の幼虫が体内を移行中に起こす)、細菌感染などによります。


●ヘモバルトネラ症


急に貧血を起こす病気で、病原体の出現時に高熱が出ます。


●細網内皮症


腫瘍性の細胞が、骨髄および血液中に増加して貧血を起こす病気で、元気、食欲の不振、呼吸速迫、心悸充進、痩せるなどの症状を伴います。


●急性中毒症


薬物中毒、自然毒の中毒、および食中毒では、嘔吐、下痢も現われます。

猫がかかる病気 6

●大腸炎


通常では高熱を認められませんが、腸粘膜の下層におよぶと、脱水症状とともに出現します。


●黄色脂肪症(イエロー・ファット)


発病初期に体温の上昇が多くみられます。


●腎孟炎・腎孟腎炎


膀胱、尿道から病原体が、逆感染を起こした時に上がります。


●皮下膿瘍


猫同士の咬傷によって、細菌感染を起こして化膿します。


この際、発熱しますが、睾丸を咬傷されて睾丸炎を発症することも少なくありません。


この他、心内膜炎、胸膜炎、急性膵炎、敗血症、白血病などでも起こしてきます。


微熱が続く場合には、以下のような病気が考えられます。


●ウィールス性の感染症


ウィールス性鼻気管炎、カリシウィールス感染症、汎白血球減少症などの病気の経過が長引いた場合に起こります。


また、猫ヘモバルトネラ症、トキソプラズマ症などの経過中にもみられます。


●気管支炎


慢性に経過した場合や、上気道炎の時にみられます。


●耳の異常


外耳炎で膿汁分泌物の多い場合、耳疾癬虫が寄生した場合などに、悪臭、痒感とともに、この症状が現われます。

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