猫がかかる病気 5
猫の発熱について。
運動した直後を除いては、体温が上昇することは、なんらかの病気にかかっていると考えてよいと思います。
しかし、その逆にどのような病気でも、必ず発熱するとは限りません。
かえって体温が下降する場合もありますから、熱が上がらないから大したことはないと考えるのは間違いです。
いろいろな感染症、局所的な化膿巣などの場合は一時、体温の上昇がありますが、平熱になることもありますので、猫の状態にも細かい観察が必要です。
高熱が出る場合、以下のような病気が考えられます。
●呼吸器病群
くしゃみ、鼻炎、結膜炎、口内潰瘍などが特徴で、猫鼻気管ウィールスおよび猫カリシウィールス感染症に継発してくる病気です。
発病初期に体温の上昇がみられます。
●肺炎
ウィールス感染症、寄生虫(回虫および鉤虫の幼虫が体内を移行中に起こす)、細菌感染などによります。
●ヘモバルトネラ症
急に貧血を起こす病気で、病原体の出現時に高熱が出ます。
●細網内皮症
腫瘍性の細胞が、骨髄および血液中に増加して貧血を起こす病気で、元気、食欲の不振、呼吸速迫、心悸充進、痩せるなどの症状を伴います。
●急性中毒症
薬物中毒、自然毒の中毒、および食中毒では、嘔吐、下痢も現われます。