上面発酵と下面発酵
1800年代から1900年代初期にかけて、保守的な醸造所が上面発酵にとどまっている間に、世界中で下面発酵に切り替えられていきました。
この切り替えが1番遅れたのはイギリス。
しかし、このイギリスも1970年代後半から1980年代初期には下面発酵も行われ、上面発酵は小さな醸造所でリバイバルを楽しむ程度に行われていきました。
現在では、発酵中の温度調整が1年中行われるようになったので下面発酵はより簡単になり、ほとんどの国の消費者は下面発酵のラガービールに慣れてきました。
上面発酵も下面発酵もどちらの方法でも濃色、淡色ビールを生産することはできますが、両者の差は赤ワインと白ワインの差ほどあるのです。
上面発酵はより強く複雑な芳香であるのに対し、下面発酵のラガービールは清澄で軽く、まろやかな味わいが特徴です。
